心象書展が大盛況でした。ありがとうございます。

日曜日までの4日間、紅葉の美しい🍁京都で、心象書展が開催されました。
昨年は中止になったので、無事に開催できてほんとよかったなぁとほっとしています。
お越しくださった方、心よりありがとうございます。予想していた以上の方にお越しいただき感謝感激です。🙏💕

今年は8人展のメンバーで5mの壁面に大きな作品を3点出品するというお役目で、春頃から、どんな作品にしようかなーと草稿を考え始めました。

1つは内容に共感する坂村真民さんの飛鳥飛花の詩を大胆に。
2つめは、インパクトのある英語作品を。
3つめはテーマに沿った、空海の風信帖を全部書こうと決めました。

 

3作品が同じようなものにならないように、鑑賞して楽しんでいただけるようにストーリー性も考えました。
空海が生きた場所、京都の東寺や高野山にも行って、弘法大師さまのパワーもいただきました😆

暑い夏には汗をかきながら(制作部屋にエアコンがない💦)何枚も何枚も書き、9月半ばに作品を仕上げて提出した後は少し気が抜けた状態になりました。

まぁ、がんばったということですね😉

 

 

初めて見る方のためにも作品解説を少し。

右から1つ目
『笑』の古い字体を淡墨で書き、声をたてて笑うの意味の『laugh』を書いてます。
淡墨と濃墨、古い字と現代的な英語という対比した組み合わせの作品。
コロナ禍を笑いで吹っ飛ばすという願いも込めてます。

 

2つ目
空海が最澄に送ったお手紙3通を総称して『風信帖』といいます。
それを全臨しました。お手紙なんで横長の紙に書いてあるのを、縦長に書きました。
1枚書くのに1時間。全集中して。

 

3つ目
飛鳥飛花 坂村真民の詩
軽く軽く行動しよう
飛鳥飛花
これがこれからの私の姿であれ
不要なものは全て捨て去って
雲のように水のように
なにごとにも執着せず

内容がいいと思いませんか。
上手に手放して軽く軽く行動できたらいいなぁ。

会場には、もっともっと素敵な作品がたくさんありました。
私の師、西野玉龍先生の作品、堀口大学の詩『雪』は、作品の前に立つと、しんしんと雪が降り積もっている中に自分が佇んでいるような感覚になりました。素晴らしかったです。

来年は秋の京都で55回記念展、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました🙇‍♀️✨